ぬい服制作記
こんにちばんは。ライカです。
今回はSideM自由研究という企画に参加するための記事です。
詳しいことはこちらのnoteにて。
▼MマスP自由研究大会詳細
https://note.com/reishi/n/n1afbcdcbe42b
そして私がする自由研究は
ゲーム内衣装の制作とその過程のまとめ
です!!!
文字の通り、ぬい服制作の過程をまとめます。めっちゃ長いです。
ちなみに完全に自己流なので、参考にはならないと思います。あと写真が全体的に暗いです。すみません。
その1 作る衣装を決める
まず最初に、"どのぬいぐるみ"に"どの衣装"を作るか決めます。
今回はGIFTさんのぬいぐるみ(以下ぎふぬい)の隼人です。
これです。普通はユニット衣装着てるんですけど、着てる写真がない。許して。
そして作る衣装は「神戸絢爛歌謡祭」です!
衣装の参考資料ですが、同じイベントの全てのカードを見て左側や右側を確認します。
SRとRで服の装飾が違うことが多いので注意してね。
カード絵だけだと背面や足元がわからないので、雑誌も確認します。雑誌にもなかった場合は、こんな感じかな~と捏造します。
今回の絢爛歌謡祭はシリーズもの(?)なので、過去のイベントカードや雑誌も参考にしました。
その2 材料を揃える
次に必要なものを揃えます。
基本的な道具は
・針
・はさみ
・定規
があればなんとかなります。
はさみはぬい服サイズなら工作用の普通のはさみで全然大丈夫です。
そして今回使用した材料はこちら
・布(ピンク、黒、白、和柄生地2種)
・糸(ピンク、黒、白)
・フェルト(黄土色)
・リボン(黄色6mm幅)
・マジックテープ
・スナップボタン
・アジアンコード(紫2種)
・ホットフィックス(金 直径3mmと4mm)
・鈴(金 直径10mm)
・丸カン(金 3.5mm)
・ヒキワ(金 5mm)
・絵の具(黄、赤、黒)
・筆(細いやつ)
・ボンド
・ほつれ止め
多い。
多いけど3店舗くらいでしか買ってないので、買い物の手間はそこまでかからないはずです。
マジックテープ、ホットフィックスはNUIGOTOさんで、丸カン、ヒキワは貴和製作所さんで買いました。その他はユザワヤとか100均です。
NUIGOTOさんは小さいもの用の手芸用品専門なので、ぬい服制作する人にはオススメ。
私はサイズ感を大切にしたいので、途中まで作ってからリボンや鈴などの小物を買ってます。
ここは個人の好みによるので、自分のやりやすいように揃えるといいと思います。
その3 実際に作り始める
ここから制作に入っていきます。
私はいつも、トップス(→ベストなどがあればここ)→ズボン→ジャケット(→くつや帽子などの小物)、の順で作っています。
まぁここも好みです。
まずはトップスの黒シャツっぽいものから。
自作の型紙を使って布を切ります。
水色のチャコペンのところを縫い合わせて
こうなります。
そうしたら実際に着せてみて前の部分を調節していきます。
今回はぴっちりめにしたいので緩くならないよう気をつけます。
この時、一緒に端処理もします。
布そのままにしとくとほつれちゃう上に見栄えが良くないので、必ず端処理します。
やり方はいろいろありますが、私は3つ折りにして縫ってます。
調節して縫ったものがこちら。
後ろはこんな感じ。
次に袖をつくります。
普段はジャケットの下は袖作らないんですけど、今回は下の袖が見えているので作ります。
袖の長さはこんな感じで測ってます。
肩から手首と(5cm)
脇から手首(4cm)
その後メジャーで腕の太さを測ります。
測り終わったところで袖の布を切っていきます。
測った長さの該当箇所はこんな感じ。
今回ちょっと袖口が広がってる感じにしたかったので、肩の方と袖口の方でちょっと長さを変えています。
袖口の布を切って、皺を寄せながら縫っていくとこんな感じでちょっと膨らみます。
その後、筒状になるよう縫って袖の完成です。
これを2つ作って、先程の本体にくっつけます。
そして1番最後にマジックテープを縫い付けます。
マジックテープは途中で縫うと他のとこ縫ってるときに邪魔になるので、最後に縫うのがいいです。
メスの面をぬいに向かい合うように付けると、ぬいにマジックテープがくっつかず傷つきにくくてオススメ。ぬいもばりばりしちゃうの痛いからね。
これでトップスは完成です。
次はズボンを作ります。
これも自作の型紙を切って縫っていきます。
ぎふぬいは座っているので、おしりの部分にダーツを入れてから左右を縫い合わせます。
ダーツとはなんぞ?という人は「服 型紙 ダーツ」とかで検索すると出てきます。
被せるとこんな感じ
これでおしりの部分が出来ました。次はズボンの前面とまたの部分を縫い付けます。
ここまで終わったら一旦腰の部分を端処理します。
白ズボン作るとおむつみたいになる。
そしたら足の部分作ります。
これは型紙通りに切って筒になるように縫うだけなので簡単です。型紙作るのが大変なんですけどね……。
本体に縫う前に1回はめてサイズが大丈夫かどうか確認して、端処理して
ズボンの完成です。
履かせるとこんな感じ。
これで進捗は半分くらいです。
次はいよいよジャケットを作ります。
1番大変なところなので気合いを入れていきましょう。
まずトップスと同じように型紙で布を切っていきます。今回は長いジャケットなのでトップスより長めに切ります。
縫ったやつがこちら。
そして今回なんと
柄がある!!!
ので、柄を描いていきます。
柄を付ける方法もいろいろあるんですが、私は絵の具で描いてます。アイロンプリントだとどう頑張っても上手くいかないので……。
絵の具はアクリルガッシュ使ってます。乾いたらなにしても取れないらしいので。
描く柄は事前に紙に描いておいてイメージを確定させておきます。あとは見て描くだけなので失敗が減ります。
そして描いたのがこちら。
描く時は水を使わず、出したまんまの絵の具で描いてます。そうしないとめっちゃ滲んで大変なことになります。泣く。
1晩乾かしたら続きを縫っていきます。
今回袖に裏地があるので、本体の方も裏地をつけます。普段は付けません。時間かかるので。
裏地つけたらこの縁の部分も縫って
襟も付けたのがこちら。
(ここまでの過程の写真撮り忘れました。すみません。)
そしたら金色の縁と正面に4つあるボタンを付けていきます。
金色の縁はリボンを細く切ったやつをボンドで貼ってます。金色より黄色いリボンの方が色の感じが近かったので黄色使ってます。
ボタンは今回ホットフィックス使いました。
アイロンで接着するタイプの装飾らしいですよ。詳しくは調べてください。
ボタンではないけど、今回は装飾として使えれば良かったので使ってみました。いい感じ。
そしたらジャケットの袖作っていきます。
ここが1番時間かかったかもしれない。
トップスの袖と同じように布を切っていくんですけど、袖に向かって広がっているのでそこを意識します。
これは筒になるように縫って終わり。
問題は裏地です。
画像のこの部分
袖の裏地を折り返してるのかなーと思ったので、こう切って
筒状に縫ったものを
こうして
合体!
完成イメージはこんな感じ。
そしたら端処理と
装飾付けて
完成です。
裏地は端処理で折らずにほつれ止めつける方法にした方がよかったかもしれん。表に出る部分が大きいままの方がかわいかったかも。
そしたら本体にくっつけます。
これでジャケットの7割くらい出来ました。今回装飾多いのでね、先は長いですよ。
次は前止めるためのスナップ付けます。
実際に着せてこの辺とめたいな~という所に付けます。今回は2箇所付けました。
実際に着せるとこんな感じ。
次から装飾制作に入っていきます。
まず帯から。
男物の帯って決まった形状とかあるのか、結び方はあるのかどうか調べます。いろいろ調べて今回参考にしたのがこのサイトです。
https://www.kyozome.info/kitsuke_obi_otoko_h.php
サイトにある動画の結び終わりを見て、これだ!!!となりました。
結び方も帯の形もこれでOK。あとはぬい用に作るにはどうすればいいのか考えます。
衣装の帯は黒メインの面とピンクメインの面があるっぽいので、裏と表がありそう。
帯は4つ折りにして使うそうなので、こんな感じに真ん中で黒メインとピンクメインの布を繋げて
アイロンで4つ折りにしていきます。
これで黒面とピンク面のある帯の完成です。
ちなみに、帯の長さはその辺にあった紐で実際に結んでみて、その紐の長さを参考にしています。
次!ジャケットの紐類作ります。
まず胸元のこれの結び方調べます。
菊結びっていう結び方らしいです。
結び方の動画を見つつその辺の紐で練習します。
その後本番用の紐で結びます。
この下に出てる紐にタッセル作って付けます。
かわいくできた。
そしたら肩についてるやつを、フェルトとホットフィックスで作って
1個だけ刺繍糸沢山くっつけて
ボンドが乾いたら長さを調節して、90度に折りぐせをつけます。
なぜか自立する。
そしたら右肩に紐を縫いつけて
紐付けたやつをボンドで貼り付けます。
これで右肩は完成。
左肩も同様にします。
この左肩の紐作る時にタッセルと鈴もつけて、菊結びしたやつもボンドで貼り付けます。
ここで気にしないといけないのが、着脱可能にしないといけないということ。
以下の画像の箇所をそのまま作ると着脱出来なくなってしまうので、なんとかしないといけません。
左肩は丸カンとヒキワを使って取り外し出来るようにしました。
丸カンはいい感じに隠して見えないように
ヒキワはどうしても見えてしまうので、なるべくちいさいやつを使います。
前面の紐は、輪っか状にして菊結びのやつに引っ掛けられるようにしました。
我ながらいい感じ。
これでジャケット完成です!!!
これでさっき作った帯を結びます。
結び目がちょっとごついけどまぁいいでしょう!
最後に小物作ります。
今回は、髪飾り、手袋、靴ですね。
手袋は布を2つ折りにして手の形に縫います。
あとは手の甲の部分切ってほつれ止めつけて
ホットフィックスつけて完成です。
髪飾りはラッピングのワイヤーに布貼り付けて作りました。その場の思いつきのやっつけ仕事なので、他にいい方法が絶対にある。
靴はメジャーで足の太さを測って膝くらいの高さまで布を切り、足底の直径測って布を丸く切ります。
それをいい感じに縫ったのがこちら。
(これも過程の写真撮り忘れました。)
これを裏返して編み上げ部分の紐(刺繍糸)を通して
実際に履かせて紐のキツさを調節して完成です。
これですべて作り終えました。
その4 最終確認をする
作ったものをすべて着せて、全体のバランスを最終確認します。今回は帯の長さをちょっと調節しました。
これで完成です!!!
完成した写真がこちら。
後ろと左右。
かかった制作時間は1ヶ月くらい。
休日の土日くらいでしか作業してないので、実際の作業時間はもっと少ないです。
作った感想は、装飾多いと大変!!でもかわいい!!です。
たくさん衣装作ってると日常のルーティンみたいになって特に感想とか出てこない。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大して参考にならないと思いますが、こんな感じでもぬい服は作れます!!!
皆さんもぬい服作りましょう!!!
それでは!!!